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尺貫法とは? 歴史や計算方法、住宅建築での使い方

2021.01.29

新築を建てる時や物件を購入する時、「30坪の土地」「4寸の柱」などといった尺貫法の表記をよく見かけるのではないでしょうか。これらは日常であまり馴染みがなく、面積や長さをイメージしづらい人も多いかもしれません。当記事では、尺貫法の計算方法、建築での使用方法などを説明します。これから自宅の間取りを考える人はぜひご一読ください。

住宅の度量衡で利用されている尺貫法

そもそも尺貫法とは?日本古来の度量衡について解説

尺貫法とは、中国を起源とする日本古来の計量法のことです。長さや面積など表す単位として用いられ、長さ=尺、質量=貫、体積=升と定義されています。古くは大宝律令の頃から使用されており、1891年に度量衡法が制定され、1958年までは現在のメートル法と併用されていました。戦後制定された計量法によって、1959年に尺貫法は廃止となり、1966年には国際単位系に統一され現在に至ります。

住宅建築・設計における正式な書面などでは尺貫法が用いられなくなったものの、「1坪」「1間」などいくつかの単位は現在でもよく見かけるでしょう。ここからは、尺貫法にまつわる歴史や計算方法、覚え方などを紹介します。

尺貫法と度量衡にまつわる歴史

日本では古くから尺貫法が使われていましたが、時代によって長さなどの基準(度量衡)は異なりました。全国的に統一されたのは、1875年に度量衡取締条例が制定されてからです。一方で、1875年には国際的な度量衡の統一を目指すメートル条約がパリで締結され、1886年には日本も加盟したことから、「尺貫法を基本としつつメートル法を併用する」という時代が長く続いていました。

1891年には度量衡法(明治24年法律第3号)が制定され、メートル法が日本で正式に認められます。尺貫法とメートル法の2つが公認されている状態ですが、メートル法の普及が急激に進み、間接的なメートル法体系となりました。

その後、1921年に改正度量衡法が公布され、計量単位がメートル法に統一。すぐには統一が進まなかったものの、第二次世界大戦後にはメートル法が広く使用されるようになりました。

住宅の設計に用いられる尺モジュール

住宅の設計では「尺モジュール」「メーターモジュール」という基本寸法が用いられます。「この部分を1マス狭めたい」など視覚的に広さを認識しやすいので、間取りの打ち合わせなどで見たことがある人も多いかもしれません。最も多く使用されているのは「尺モジュール」で、1マスあたり910mm×910mmを表します。例えば部屋の1辺を1マス増やす場合は、910mm長くなるということです。

一方で「メーターモジュール」は、尺モジュールと1マスあたりの広さが異なるので注意が必要です。メーターモジュールは1マスあたり1000mm×1000mmを表し、広くゆったりとした設計の家を建てる場合などに用いられます。

尺モジュールを基本寸法として家を建てる場合、メーターモジュールよりも20%ほど狭い家に仕上がります。小さい単位で住宅を設計する場合や、狭い土地に家を建てる場合などには適している寸法です。

尺貫法の計算方法は?

尺貫法は広さや面積などに関する多くの単位がありますが、ここでは主に住宅と密接な単位や計算方法をご紹介します。

面積を表す単位「坪」は、現在でも土地や家の面積などで頻繁に使われており、1坪あたり約3.3m2です。およそ畳2帖分の広さと覚えておくとよいでしょう。

部屋の広さや勾配などを表す単位は、「間」「尺」「寸」などが挙げられます。1間は約1820mmで、おおよそ畳の長辺の長さです。尺はさらに短い長さを表し、1尺は約303mmです。おおよそ畳の長辺を6等分、短辺を3等分した長さと同等です。

寸は次に短い単位で、1寸あたり約30.3mmです。柱の断面など細かい部分の長さや、建物の屋根の勾配などに使用されており、10寸=1尺となります。勾配は「4寸勾配」などと表記され、水平の1尺(10寸)に対して何寸下がっているのかを表します。

尺貫法は関東と関西で異なる?江戸間と関西間の違い

尺貫法に基づくモジュールでも、実は関東圏と関西圏で基準値が異なる場合があります。
代表的なものを挙げると、江戸間と関西間(京間)の違いです。

「間」は明治時代に度量衡法で1間=6尺と定められましたが、本来は建物の柱と柱の間隔を表す柱間のことで、長さの単位ではありませんでした。

江戸間では、5尺8寸×2尺9寸(1760mm×880mm)の畳を使用しており、柱間1間=6尺となります。関西では6尺3寸×3尺1寸5分(1910mm×955mm)の畳を使用しており、柱間1間=6尺5寸です。つまり、関西は関東よりも1間が長いのです。
なぜこのような大きさの違いが生まれたのでしょうか。これは、関東と関西によって部屋のサイズを決める方法が異なるためです。

京都では室町時代に武家屋敷に畳を敷く座敷が普及し、畳のサイズを元に柱を設置し、部屋の大きさを決めていく畳割(たたみわり)という方法が一般的でした。

その一方で、畳が庶民の家にも広まった江戸時代、柱と柱の間の長さに畳のサイズを合わせる柱割(はしらわり)という方法をとるようになります。江戸間では柱割を、関西間では畳割を用いており、柱割は柱の寸法を差し引いた広さで畳を作るので、畳割よりも小さいサイズになっているのです。

現在では、江戸間の1間(約182cm)を元にした910mm×910mmの寸法を基準とした尺モジュールが主流となっています。

おわりに

尺貫法は一見すると中途半端な数値のため、分かりにくく感じます。その由来は畳のサイズを基準としていたり、当時用いられていた手法に由来していたりと、それぞれの歴史的経緯によるものです。現在でも間取りや面積を表す単位として使用されているので、大まかにでも覚えておくと便利でしょう。

尺モジュールの新プラン登場!

i-Prime7の人気のプランから、尺モジュールのプランが登場しました。
1スパン(1区切り)を1000mmとするメーターモジュールのプランよりも910mmを1スパンとする尺モジュールの規格寸法にすることによって、細やかな単位で設計することによって、小さな土地でも、より対応できるようになりました。

24ISS-6080プラン
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